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抗がん剤感受性試験

抗がん剤感受性試験とは

体内から取り出したがん細胞・組織の培養を行い、がんに対する様々な抗がん剤の効果の有無を客観的に判定する試験です。 この試験自体は体外で行なわれるため、癌患者さんの身体に影響を与えることはありません。抗がん剤は、がんの種類、 部位及び個人の薬に対する感受性の差があるためその効果は同じ薬でも同一ではありません。抗がん剤を投与する前にがん細胞・組織 に対する効果を調べ、もっとも効果のある薬剤を選択する有力な手段です。


抗がん剤感受性試験について

【化学療法の問題点】
日本人の死因1位を占める疾病である「がん(癌)」、その治療の選択肢の一つに抗がん剤を用いた化学療法があります。しかしながら、 抗がん剤は非常に副作用の強い薬剤であり、さらに個々の患者さんで癌細胞に有効な薬剤が異なるため、実際に薬剤の効果がみられるのは 投与された患者さんの30〜40%程度にすぎません。
医師の経験および統計学的な効果から判断して抗がん剤が投与される現状では、癌患者さんはたびたび、自分の癌に有効であるかどうか分からない 薬剤を投与され、結果的に「効果のない抗がん剤を投与されて副作用に苦しむ」という治療状況に陥ります。
効かない薬剤を最初に投与された患者さんは、副作用に苦しむばかりで、その間にも癌は進行しますから、たとえその後に有効な薬剤を投与されたとしても、 がんの抑制どころか患者さん自身の体力の回復さえ難しくなります。また、薬剤耐性(抗がん剤が効かなくなること)が出てしまう可能性も高くなります。

化学療法の問題点

  • 抗がん剤の強い副作用
  • 個々の癌によって有効な抗がん剤が異なる
  • 抗がん剤効果あり(奏効率)は40%
  • 抗がん剤の有効性は投与後に判明
  • 抗がん剤は最初でなければ無意味

【抗がん剤感受性試験の意義】
患者さんに投与した薬剤の効果(奏効率)が30〜40%程度に過ぎないということは、60〜70%程度の患者さんに無効な薬剤が投与されているということです。このように、 高価な抗がん剤を6〜7割もの効かない患者さんに投与することは、薬剤費を含む医療費がその分多く費やされるだけでなく、多くの癌患者さんのQOL (Quality of Life:生活の質)を大幅に低下させます。
この問題を改善するためには、抗がん剤治療を開始する前にあらかじめ個々の癌患者さんに有効な薬剤を調べる必要があります。患者さん個々の癌細胞について事前に 抗がん剤感受性試験を行なうことは、無効な薬剤が投与されるという患者さんのリスクを減らし、抗がん剤治療の奏効率を大幅に向上させます。さらに副作用を減らして 癌患者さんのQOLを高めることができるとともに、患者さんにとっても社会的にも、無効にもかかわらず費やされてきた抗がん剤治療の医療費の削減にもつながります。

抗がん剤感受性試験検査の意義

  • 抗がん剤の奏効率40%
  • 個々の癌によって有効な抗がん剤が異なる
        
  • 感受性試験により抗がん剤の奏効率向上
  • 感受性検査により無効抗がん剤排除
  • 患者のQOL向上、医療費削減

【弊社が提供する『DSeA-3D®』培養用基材を用いた抗がん剤感受性試験】
多くの癌患者さんにとってよりよい環境下で抗がん剤治療を受けていただくためには、抗がん剤感受性試験自体が信頼されていなければならないと考えております。 つまり感受性試験の結果と実際の治療成績に相関性がなければなりません。それには、患者さんのがん細胞をできるだけ生体内と類似の条件で検査する必要があります。 さらには、検査の評価可能率が高く、検査そのものができるだけ簡便に実施できること、結果が早く出ることも必要です。
弊社はこのような条件を満たす感受性試験の基材、並びに試験方法を開発いたしました。これが『DSeA-3D®』培養用基材を用いた抗がん剤感受性試験です。
すでに、財団法人癌研究会有明病院、聖マリアンナ医科大学病院にて試験を行なっております。



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